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54才の留学生

アメリカのABC放送のテレビ番組の「What Would You Do?」

アメリカ版どっきり!!番組というところだろうか。

日常生活の一コマの中に隠しカメラを設定し目の前で展開されるストーリーに一般の人たちがどう反応するか?という番組だ。

ウィキぺディアによると、2008年放送開始とのことでシーズン16を迎える人気番組のひとつだ。

例えば、レストランで両親から離婚をすると告げられるティーンエイジャーの男の子。その離婚理由が父親のLGBTQであるというもの。

分かりやすく言えば、父親が同性愛者だとカミングアウトしそれに激しく動揺する男の子に周りに居合わせた見知らぬ人たちがどういう反応を見せるかをカメラに収めた番組だ。

別の収録では、おもちゃ屋さんで白人の女の子が黒人の女の子人形を欲しがり、それに対しあからさまに人種差別発言をする母親という設定。

筋トレをする女性と女性なのに…という偏見を持つ通行人。

「彼は今までと何ら変わりのない(あなたが愛し愛された)同じ人間よ。」と隣のテーブルから婦人が声を少年に掛ける。

「外見ではなく、内面が重要なんです。」とおもちゃ屋に居合わせた若い青年が穏やかに力強く主張する。

5歳くらいの女の子は「カッコいい!」と鍛えている女性を表現し、80歳くらいのおじいちゃんは、「あんたはまちがっとる!」とぴしゃりと偏見を爽快に跳ね除ける。

この番組はただ面白おかしいどっきりではなく、今のアメリカで起きている人種差別やトランスジェンダー、宗教、ハラスメントなどのマイノリティを取り上げて、その社会問題に対する一般の人たちの真の声や日本人とは異なる考え方に触れられるいい番組だと思う。

YouTubeでもいろいろな回がアップされているので、ぜひ見てみて下さい。

きっと、見終わった後に書き留めておきたい様な、心に響く言葉とアドバイスに沢山出会えるはず。

年齢に関係なく、自分の考えをしっかり持ちそれを見ず知らずの人たちに対してどんな状況下でも臆せずに述べる事のできる勇気、

ブレない意志、

熱いハート、

助け合う精神

アメリカの社会問題とアメリカ人の人間行動学を垣間見ることが出来る番組だ。

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