23Oct
昨夜、11月3 日のアメリカ大統領選挙に向けて最後の討論会で、
共和党のトランプ大統領と民主党のバイデン前副大統領が意見を交わした。
トランプ大統領がCOVID-19にかかった後の初の討論会として、
劣勢に立っているという世論調査を受けて、逆転劇を決めたいトランプ大統領の秘策は何か、
一気に勢いをつけて大統領選挙勝利まで突き進みたいバイデン前副大統領の攻防
ということで、今回で最後の討論会に視線が集まった。
結論から言って、こんなソフトなトランプ大統領はかつて見たことがなかった。
いつも自信たっぷりに強力なともすれば暴走するほどのリーダーシップとエゴも含めて周りをぐいぐい引っ張っていたキャラクターは封印されていた。
激高することなく有権者に寄り添う戦略だったのだろうか?
有権者の共感を得られたのだろうか???
違う一面を目の当たりにして、彼の事をもっと知ってみたくなった。
もう少し彼の言うことにも先入観無く耳を傾けてみようかとも思った。
他にもそんな風に感じたひとはいるのかしら….??
そんなトランプ大統領と対照的にバイデン前副大統領にはこれまでにないパワフルな力強さが全身から溢れていた。
メディア上の好感触からの勢いもあるだろうが、きっと今頃バイデン候補の選対内では、安堵と歓喜の雰囲気に包まれているのではないだろうか。
真っ直ぐにカメラ目線で有権者に直接訴えかけている姿に有権者は安心感と納得感を持ったと思う。
これらは、残念ながら政策内容や主張を比べられる英語力とアメリカ社会の背景理解が追い付かず、あくまでも画面から私個人の受ける印象であるが、
十分に4年に一度の米国大統領選挙を楽しめている…
「24」のジャックバウアー役のキーファー・サザーランドがテロ事件の発生により突然大統領に就任するというアメリカドラマ「サバイバー:宿命の大統領」(原題:Designated Survivor)がある。
未曾有の試練に立ち向かうシーンで、こんなセリフがあった。
“Republican, Democrat, Independent, it doesn’t matter anymore. We’re all Americans today.”
正にこんな言葉を米国民は待ち望んでいるのではないだろうか?
地球上の生命に関わるパンデミックが広がる中、
アメリカ国内を分断するデモや意見の対立、
凶悪化するアメリカ国内犯罪、
停滞する経済
これらを誰の手に委ねることになるのだろう…?
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