15Dec
” How’s your day? “
どうも私はこのフレーズが苦手だ。
2年前日本にいる時に、娘のアメリカ人のお友達を我が家で迎えたことがある。
1週間ほどのホームステイだった。
ふうっ…!やれやれ!の思いで仕事から帰宅した夕食時、毎回このフレーズが私を迎えてくれた。
最初の2日間ぐらいは時々話を盛りながら、その日の出来事を話していた。
でも、3日目ぐらいになると、
いやあ今日も昨日と変わらない1日で、特に何があったわけでもなく、
聞いても面白くないだろうな…というのと、
「くったくた」っていう気持ちが先行して、その時点で英語脳に切り替える事の方が難しく、
” Uh… so, so… “
と言ってその場から逃げてしまった。
手洗いと着替えの後、スイッチを入れて今度は和やかに会話を楽しんだ。
顔を合わせたほんの短い一瞬の間に、この人は本当に私の話を聞きたいのだろうか?とか、
挨拶程度の意味合いの言葉かけに対して、どの程度話せばいいのか?とか、
こんな取るに足りない話を聞いても面白くないだろうな…とか
相手の感情を勝手に慮ってしまい言葉に困るのが
この “How’s your day? ” と声を掛けられた時だ。
渡米後、複数のシェアメイトたちと一緒に暮らすようになると、
当然ながらこのフレーズは1日に数度繰り広げられる。
私の苦手な時間は続く…
そしてようやく私は学んだ!
私は誰かが帰宅した際、 ” Welcome home. “と声をかけていた。
彼らを見ていると、そういう風に声かけしている人はいない!!!!
日本語:お帰りなさい→ 翻訳 →英語:Welcome home
ちゃんと調べたんだけどなぁ… おかしいなぁ…
日本語:お帰りなさい→ 英語:How’s your day?
Welcome home と言う時は、しばらく家を離れていて久しぶりに帰宅した時のイメージらしいということだ。
毎日のお帰り~に相当するのが、How’s your day? なんだと。
これは、スーパーのレジとか駐車場でガードマンの人たちとのやり取りでも頻繁に出てくる。
返答する時は、ただ “fine” とか “good”, “pretty good”, “not too bad” そして “You?” でいいらしい。
朝、会社で Good morning, how are you?
夜、帰宅したら Hi, how was your day?
それぞれ単独でなくセットで考えればいいってことを学んだ。
後は流れを感じながら必要に応じて理由を言ったり、説明すればいい。
更に観察していると、ボソボソとこれらのフレーズ群をやり取りしている場合、
ゴニャゴニャと答え、互いにそこに注視せず通り過ぎる。
“Hi!”
“Fine!”
で会話が成り立っている。
面白い文化だ!
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